久保田 悠太香(くぼた ゆたか)氏プロフィール




 1950 年長崎生まれ。「上野音楽学園」でヴァイオリンと音 楽の基礎を学ぶ。フランスTours 市音楽院マスタークラスで L・デュブリュイル教授に師事。Tours 市歌劇場と交響楽団で ヴァイオリニストを4年間勤める。フランス、ドイツのオーケ ストラ曲やオペラ、オペレッタを多くの指揮者のもとで経験し 指揮の道に進む。
 東京で斎藤秀雄の指揮法メトードと音楽のアナリーゼを学ぶ。 ロンドンでW・リード博士にイギリスの音楽史とエルガー以後 の音楽を、ミラノ宗教音楽学校でL・アゴストーニ師にグレゴ リオ聖歌と宗教音楽を学ぶ。
 南西ドイツ室内管弦楽団を指揮してドイツ楽壇にデビュー。緊張感と集中力溢れた演奏は 各紙で絶賛される。その後の初来日公演でも各地で客演指揮を務める。
 ヨーロッパのメジャー・オーケストラの主席を勤める日本人演奏者を集めて結成された「ユ ーロ・ジャパン・オーケストラ」の常任指揮者に就任。高度な演奏技術と様々なジャンルの 曲を音楽性豊かに表現するヴィルティオーゾ・オーケストラとしてヨーロッパに衝撃を与え る。オーストリアのブレゲンツ音楽祭、スイスのアスコーナ、ロカルノ音楽祭をはじめフラ ンス、ドイツの各地の音楽祭に毎年出演し、その演奏はスイス国営放送でオン・エアーされる。 スイスのルガーノ国営放送交響楽団に初めての日本人指揮者として客演。バロック音楽から スイスの現代曲までを演奏し放送のために録音を行なう。また、イタリアのヴェローナ・フ ィルハーモニー・オーケストラに客演。ドニゼッティ、ロッシーニ、ストラヴィンスキー、 邦人作品をCD 録音、リリースする。ミラノ、ヴェローナ、ヴェネツィアなど北イタリアツ アーを行なう。
 日本では各地で指揮法やオーケストラ、合唱などの講習を行い、幅広い音楽の普及に努め ている。